娘さんの未来の幸せを願うお母さまへ「4月からの心の整え方」
「うちの娘は、このまま結婚しないのかしら……」
「周りの同級生は、みんな順調そうに見えるのに」
4月の爽やかな風とは裏腹に、お母さまの心には、ふとそんな焦りや不安が芽生えていませんか。
大切に育ててきたからこそ、娘さんの未来の幸せを願わない日はありませんよね。
でも、心配が募るあまり、つい口を出してはケンカになり、「お母さんはわかってくれない!」と娘さんに心を閉ざされてしまう……。
そんな悲しいすれ違いを、私自身もかつて経験してきました。
この記事では、アドラー心理学の「課題の分離」という知恵を借りながら、お母さまが5月の母の日に、娘さんからの心からの「笑顔」を受け取るための『心の衣替え』をご提案します。
バイヤーとして数多くの品物を見極めてきた経験から、今お伝えしたいこと。
それは「お母さまが笑顔を取り戻すことこそが、娘さんへの最大のギフトになる」ということです。
丁寧にお茶を入れたらゆっくりと飲んで、少しだけ肩の力を抜いて、読み進めてみてくださいね。
「母の日」に娘さんの「笑顔」を受け取るために
5月の母の日、娘さんから「ありがとう」と言ってもらうために、この4月にすべきことは
「追い込む」ことではなく、さりげなく「心と時間の余白」を作ることです。
娘さんが今、結婚していないことはあなたの責任ではありません。
「私がいけなかったのかしら」
と責めることはありません。
大切にお育てになった娘さんはしっかりと社会で働き、貢献している、お母さまとして奮闘し、十分に責務を果たしたのです。
「私、よくやった、とりあえずお茶でも飲もうか」と深呼吸をしてみましょう。
お母さまの心の余裕が、娘さんにとっていちばんの「実家の居心地」になります。
娘さんが望んでいるのは「お母さまの理解」
日頃、生き生きと仕事に励み、趣味や交友関係も充実している娘さんの姿を見るとお母さまは
「娘は私の手の届かないところに行ってしまった」
と感じているかもしれませんね。
外では責任感にあふれ、バリバリと頑張っているように見えるかもしれませんがその頑張りをいちばん先に認め、理解してほしい相手はお母さまなのです。
いちばん近くで人生のさまざまな決断を見守ってくださったお母さまの存在は大きいのです。
バイヤーの視点で見れば、娘さんは自分の人生を一生懸命「経営」しています。
娘さんが欲しいのは「正しいアドバイス」ではなく、
「よく頑張っているね」「よく乗り越えたね」という、たった一言の承認なのです。
具体的な対策=日頃の頑張りを認めてあげる
お母さまから娘さんにぜひ、「いつも頑張っているね」と伝えてあげてほしいのです。
お母さんは、あなたの〇〇なところを誇りに思っているよ
お母さまにだけがわかる、娘さんに対する賛美ポイントはどこでしょうか。
きっと他人にはわからない、ご家族、母親という立場で見届けてきたからこそわかるポイントがあるのではないでしょうか。
「やっぱりお母さんは私のことをわかってくれている」
「お母さんは私の味方でいてくれている」
と感じられたら娘さんはより一層、「なるべく実家に帰ろう」「なるべくお母さんと話そう」と思ってくれますよ。
今の娘さんの「人間性」や「仕事への向き合い方」を認めてあげる
「結婚する」という結果ではなく
今の娘さんの「人間性」や「仕事への向き合い方」を具体的に褒めてあげましょう。
後輩から相談を受けて慕われたり、一人で難しい案件をこなして外の人から信頼されたり、お友達の結婚式で挨拶をしたり、お祝いをしてあげる、
四季折々の行事を大切にしたり、お母さま以外のご家族の誕生日を覚えていたり、気遣いを見せてくれる、
思い当たることはありませんか。
あなたの娘さんはそんな方ではありませんか?
人間の価値は結婚だけではありません。
「アドラー心理学」に学ぶ、心の課題の分離
ここで少し、心理学の視点を取り入れてみましょう。 アルフレッド・アドラーが提唱した「課題の分離」という考え方があります。
これは、目の前の問題が「誰の課題なのか」を見極め、土足で踏み込まないという対人関係の鉄則です。見極め方はとてもシンプル。
「その選択によって、最終的な結果を引き受けるのは誰か?」
これを婚活に当てはめると、答えは自ずと見えてきます。
お母さまの課題: そんな娘さんの選択をどう見守り、自分自身の人生をどう楽しむか。
娘さんの課題: 誰と結婚するか(あるいはしないか)、どんな人生を歩むか。
「結婚してほしい」と願うのは親心ですが、実際に結婚生活を送るのは娘さん自身です。
バイヤーの仕事に例えるなら、「仕入れ(結婚の決断)」をするのは担当者(娘さん)であり、オーナー(お母さま)が横から無理やりハンコを押させることはできない、というルールに似ています。
お母さまが娘さんの課題を自分のことのように抱え込んでしまうと、お互いに苦しくなり、関係という名の「商品の質」まで落ちてしまいます。
「ここから先は娘の領域。私は私の人生を整えよう」
そうやって境界線を引くことは「冷たい」ことでもないし、決して突き放すことではありません。
「あなたは一人の大人として、自分の人生を正しく経営できる力がある」と信じる、最高に誠実なマナーなのです。

ひとりで抱え込まないで。(悶々としていると娘さんに対する態度に出る)
めぐみのひとりごと
実は私自身も、かつて親子関係の大きな葛藤を経験しました。
当時は「自分がなんとかしなきゃ」と必死で、独りでその荒波を乗り越えようともがいていました。
でも、今振り返って思うのです。
「あの時、もっと早く、誰かに頼るという選択肢を知っていたら、あんなに自分も母も傷つかなくて済んだのかもしれない」と。
独りで悶々と悩んでいると、自分でも気づかないうちに、その「心の重さ」は表情や言葉の端々に出て、大切な娘さんに伝わってしまいます。
もし、今「もう限界かも」と感じているなら、それはあなたが弱いからではありません。
「娘さんを、それだけ深く愛している証拠」です。
お母さまはこれまでの人生経験の量と時間の長さが違う分、娘さんの人生の先の先までがなんとなく見えてしまう、だからこそ「放って置けない」のですよね。
オンラインカウンセリングは、そんなパンパンになった心を、プロの手を借りて優しく「棚卸し」する場所。
関係が悪化し、お互いに「毒」という悲しい言葉を投げ合ってしまう前に。
まずはご自身の心を、ふっと緩めてあげてください。
今最も大切なのはお母さまが笑顔を取り戻すこと。
それが、回り回って娘さんの「結婚への希望」という、最高のギフトになるのですから。
私がもっと早く、この場所を知っていたら……
独りで乗り越える強さも立派ですが、誰かに頼ることで守れる「温かな時間」が必ずあります。
画面越しに温かいお茶でも飲みながら、あなたの「本音」を預けてみませんか。
あなたが笑顔になれば、娘さんもきっと、安心して自分の道を歩み始めます。

